馬油を配合しているシャンプー、馬油シャンプーをみなさんはご存知でしょうか？
これは、「バーユ」と読みます。
馬油とは、馬の脂肪を煮て、そこから不純物を濾過し、採取した油のことです。
最近、注目されている馬油シャンプーですが、馬油の歴史はとても古くからあります。
中国では4000年も昔から、人々の間で馬油が愛用されています。
その馬油が、日本にわたってきたのが、400年前と言われています。
その頃から、馬油はさまざまな症状に効果があるとされ、治療薬として使われてきました。
例えば、やけどや、切り傷、肌荒れ、ひび、あかぎれなどです。
また、痔や、アトピー、ニキビなどにも使われてきました。
さらに、馬油は、食用としても使用可能ですから、用途はとても広いです。
このように万能な、馬油が配合されたシャプーですが、近年、人気が集まっているのは、どうしてなのでしょうか？
それは、馬油に含まれている、不飽和脂肪酸がポイントです。
不飽和脂肪酸がたくさん含まれていて、これは人の体にとても重要である、必須脂肪酸です。
不飽和脂肪酸はとても浸透力があり、人間の皮膚に素早く浸透し、馴染みます。
ですから、昔から、皮膚の治療薬に使われていたということが納得できると思います。
ということは、馬油というものは、人間の肌にとても近いものであると言えるでしょう。
体のどの皮膚もそうですが、頭皮の健康のためにも、皮膚の潤いは大切です。
乾燥した皮膚は、またさらに他の症状を引き起こしてしまうこともあるでしょう。
